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奇跡講座(奇跡のコース)ワークブック編レッスン29 本文
レッスン29《神は私が目にするあらゆるものの中に在ります。》
今日の新しい見方は、あなたがどのようなものの中にもあらゆる目的を見ることができるのかという理由を説明しています。
今日の新しい見方は、いかなるものも何ひとつ分離したものはなく、それ単体で存在しているものも、それ単体のために存在しているものもない、ということを説明しています。
そして、それゆえに、あなたが見ているものが「なぜ何も意味しないのか」を説明しています。
実際のところ、今日の新しい見方《神は私が目にするあらゆるものの中に在る。》はこれまで使ってきた見方の一つ一つを説明しているだけでなく、これから使う見方のすべても説明しています。
今日の見方は心眼(ヴィジョン)の土台そのものです。
おそらく、あなたは今の時点ではこの新しい見方を把握するのは非常に難しいと感じるかもしれません。
この見方《神は私が目にするあらゆるものの中に在る。》は、馬鹿げていて、見当違いで、無分別で、滑稽で、不快とさえ思うかもしれません。
たとえば、あなたから見れば、「神がテーブルの中にいるわけがない」のは確かなことです。
しかし、前回のレッスンで、テーブルは宇宙の目的を分かちあっているということを強調しました。
宇宙の目的を分かち合っているものは、宇宙の創造主の目的を共有しているはずです。
そういうわけで、今日は、すべてのものを愛情と感謝と開かれた心ですべてのものをありのままに観るというその方法を学び始めてください。
すべてのものの中に何があるかをあなたは知りたいと思うでしょうか・・・。
あなたはそれらをすべて観てはいません。
今「いかなるものもあなたの目に見えていても」本来の姿を観てはいません。
あらゆるものに内在する神聖な目的は、あなたの小さな領域を超越したところにあります。
この世界を明るく照らす神聖性をヴィジョンがあなたに見せてくれたとき、あなたは今日の新しい見方《神は私が目にするあらゆるものの中に在る。》を完璧に理解するでしょう。
そして、その時、いったいどうしてそれを難しいなどと思ったのか理解に苦しむことでしょう。
今日は2分間の練習を6回行いますが、今ではおなじみのパターンに従ってください。
この新しい見方《神は私が目にするあらゆるものの中に在る。》をあなた自身に向かって繰り返すことから始め、それから、周囲にあるものから無作為に選んだ題材にそれを当てはめて、一つ一つの題材を具体的に名前を挙げて今日の新しい見方を当てはめます。
ある題材を故意に選択してしてしまいたくなるのを避けるように努めてください。
今日の新しい見方《神は私が目にするあらゆるものの中に在る。》は全く異質なものであるために、特にそうしたいという誘惑を感じるかもしれません。
あなたが題材に対して重要度や順序をつけても、実在にとってはまったくそれはかけはなれていることを思い出してください。
したがって、題材のリストはできるだけ自分の選択にとらわれない、たとえば、次のようなものになるかもしれません。
「神はこのコート掛けの中に在る。」
「神はこの雑誌の中に在る。」
「神はこの指の中に在る。」
「神はこのランプの中に在る。」
「神はあの体の中に在る。」
「神はあのドアの中に在る。」
「神はあのくずかごの中に在る。」
決められた練習の回数に加えて、少なくとも一時間ごとに一回、今日の新しい見方《神は私が目にするあらゆるものの中に在る。》を繰り返しすように心かけてください。
周囲をゆっくりと見まわしながら、急がずに言葉を自分自身に向かって言ってください。
これをするとき、少なくとも一度か二度は安らいだ感覚を体験するはずです。
レッスン30 《神は私の心の中に在るため、神は私が観るすべてのものの中に在ります。》 →