奇跡講座テキスト編 18章3 夢のなかの光

奇跡講座テキスト編18章2 夢の根拠

奇跡講座(奇跡のコース)テキスト編 18章3 夢のなかの光 本文

 

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自分の生涯を、真理を幻想にもたらし、実在を空想にもたらすことに費やしたあなたは、夢のなかの道を歩んできたのです。

というのも、あなたは目覚めていた状態から眠りに移行し、延々と、しかもより深い眠りに落ち込んでしまったからです。

一つ一つの夢がさらに他の夢へと導き、光を闇にもたらすように思えた空想はどれも全て、闇をいっそう深めただけだったのです。

あなたのゴールが闇だったので、そこにはどんな光も差し込むことはできませんでした。

そしてあなたは、そこに永遠に真理から隠れることが出来るほどの、完全に暗い状態を捜し求めたのです。

ただあなたが忘れていたのは、神は絶対に自身を破滅させられないということです。

光は確かにあなたの中にあります。

闇はそれを覆うことは出来ますが、消し去ることは出来ないのです。

 

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光が近づくとあなたはすぐに闇にかけ込み、真理から尻込みし、他とくらべてそれほど怖くないもののほうに退くこともあれば、まったくの恐怖に退くこともあります。

しかし、あなたは前進するようになります。

あなたのゴールは恐れから真理へと前進することであるのからです。

自分で受け入れたゴールは叡智というゴールであり、あなたはそれに対する意欲を示しました。

恐れは闇で生き長らえているように思えて、怖くなったときには自分で後退しました。

では、光の一瞬にすばやく心を一つにしましょう。

あなたのゴールは光だということを思い出させるにはそれで十分でしょう。

 

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真理はあなたに呼ばれて、駆け足で出迎えてくれました。

あなたに自分の選んだ道を共に歩んでくれるのは誰なのか分りさえすれば、絶対に恐れることはないのでしょう。

それがあなたには分っていないというのは、闇にむかう旅路は長くて辛いうえに、すでに深入りしているからです。

かなり長い間とじていた自分のまぶたを少しまばたきさせたくらいでは、長いあいだ軽べつしていた自分自身に自信を持たせるにはまだ十分とはいえません。

あなたは愛に向かっていますが、未だにその愛を憎んでいて、それが自分に審判を下すのではないかとかなり恐れています。

そして愛に恐れを抱いているのではなくて、ただその愛を自分勝手に作り替えたものを恐れているということには気づいていません。

あなたは愛の意義に近づきつつあり、それを取り囲んでいる全ての錯覚からは離れかけています。

錯覚のほうに後ずさりすると恐怖心が増すわけですが、それは自分でその錯覚が意味するものと思い込んでいることは確かに怖いというのは間違いないからです。

しかしそんなことは、恐れから確実にしかも実にすみやかに離れつつある者にとってはなんでもないことです。

 

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兄弟の手を握っているあなたは私の手も握っています。

なぜなら、あなたがたが互いに心を合わせたなら、そこにいたのはあなた達だけではないのからです。

あなたが私と一緒に去ることに同意した闇の中に、私があなたをそこに置き去りにしてしまうと、あなたは信じたりするのでしょうか。

あなたが関わり合う関係のうちに、この世の光があります。

だから恐れは今、あなたの前から必ず消え去ります。

あなたが自分の兄弟に差し伸べた信頼という贈り物を、急いで取り返してしまいたいような誘惑になっても、それにそそのかされないことです。

それはあなた自身を怖がらせる結果になるだけです。

そうした贈り物は、永久に与えられています。

なぜなら神自身がそれを受けとったからです。

あなたはそれを取り戻すことなど出来ません。

あなたはすでに神を受け入れています。

あなたの関わる関係の神聖さは天国で確立されています。

自分が何を受け入れたのか理解できないかもしれませんが、あなたの理解は必要とされてないということを思い出しなさい。

必要だったのは、ただ理解したいという求めることだけだったのです。

その願いこそ神聖でありたいとの願望そのものだったのです。

神の意志はあなたに授けられています。

それというのも、あなたが欲しているものは、これまであなたは自分が所有したことのある唯一のものであり、これまであなたであった唯一のすがただからなのです。

 

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我々が共に過ごす一瞬一瞬がこうしたゴールは達成可能だとあなたに教え、そこに到達したいとの願望を強めてくれるでしょう。

そして、そのあなたの切なる願いをもってこそ、その達成が内在しています。

あなたの願望はいまや、 聖霊の意志の持てる全ての力と完全に一致しています。

あなたが足取りが多少よろけながらであったとしても、それがあなたの願望を 聖霊の意志と強い力からは分離せることはできません。

私は、あなたが兄弟の手を握るのを承知したのと同じくらい確実に、あなたの手を握っています。

あなたが分離することはありません。

なぜなら、私があなたと共に立ち、真理へ向かって前進するあなたと並んで歩むからです。

そして我々の行き先々に、私たちは神を胸に抱いていくのです。

 

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あなたは自分が関わる関係性のうちに、私と心を合わせて、闇に隠れていた神の子に天国へ連れて行こうとしています。

あなたは進んで闇を光にもたらそうとしてきたし、こうした意欲は、闇に留ろうとする全ての者たち一人ひとりを強さを与えてきました。

観ようとする者は必ずに観るようになるでしょう。

そしてその人たちは、自分の内なる闇を光に差し出して永久に取り除かれたなら、その人たちも私につながり、自らの光を闇へと運ぶでしょう。

私はあなたに自分の関わる関係が持つ神聖なる光のなかで私につながったあなたを私は必要としており、あなたも自らの救いのためにそれを必要としています。

あなたが私に与えてくれたものを、私があなたに与えないでおくことがあるでしょうか。

あなたが自分の兄弟につながったとき、あなたは私に応えてくれたのです。

 

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今や救いの担い手となったあなたは、闇に光をもたらす機能があります。

あなたの内なる闇は光へともたらされました。

闇を聖なる瞬間へと運んだあなたは、今度は聖なる瞬間から闇へと、光を選びなさい。

私たちは全一にしたいという切望において、自ら全一なものにされます。

時間のことはを心配しないようにしなさい。

なぜなら、あなたと兄弟が経験する恐れの全ては、実際には過ぎさっているからです。

あなたの別々の過去が邪魔したはずのことを、我々が力を合わせて成し遂げられるように、時間は調整し直されています。

あなたはすでに恐れを通り越しました。

なぜなら、二つの心が愛を切実に求めつながり合うなら、愛そのものが必ずそれらの心につながっているからです。

 

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天国の光は一つ残らずあなたと共に行きます。

神の心のなかで永遠に輝く光線は一つ残らず、あなたの上に輝きます。

あなたが天国に向かって前進するとき、天国はあなたとつながっています。

これほど偉大な光があなたにつながって、小さな閃光のようなあなたの願いに神ご自身の力を与えようとするとき、あなたが暗闇に留まることなどできるでしょうか。

あなたと兄弟は別々に出かけ、結局どこにも行き着けなかった長い無意味な旅を終え、今二人一緒に故郷に帰っていくところです。

あなたは自分の兄弟を見つけたので、二人はお互いの行く手を照すでしょう。

そして、この光から大いなる光線が広がって、後法の闇と前方の神にまで拡がり、その光に照らされ過去は消えさり、ありとあらゆるものが全て光のなかで輝いている神の永遠なる顕在にその場をゆずることになるでしょう。

 

奇跡講座テキスト編18-4 ささやかなる意欲 →

 

奇跡講座(奇跡のコース)テキスト編 第18章「過ぎ行く夢」目次

18-1  実在の代用

18-2  夢の基盤

18-3  夢の中の光

18-4  ささやかなる意欲

18-5  幸せな夢

18-6   身体を越えて

18-7  私は何もする必要はない

18-8  小さな庭

18-9   2つの世界

 

奇跡講座(奇跡のコース) テキスト編、ワークブック編、マニュアル編 各目次

テキスト編 1章~31章 目次

ワークブック編 レッスン1~365 目次

教師のためのマニュアル編 1~29 目次

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目次

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