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奇跡講座ワークブック編 特別解説7 「聖霊とは何か」本文
特別解説7 聖霊とは何か
聖霊は、幻想の数々と真理との間を仲介します。
聖霊が現実と夢の数々との間の隙間に架け橋をかけてくれるに違いないので、真に神を頼りにしている全ての者たちへの神からの贈り物として、神が聖霊に与えた慈悲を通して、知覚は叡智へと導かれることになります。
聖霊の築くその橋を渡ることは、叡智の光の前で消し去られるように、全ての夢を真理へと運ぶことです。
そこでは、目に見える光景も耳に響く音響も永遠に脇に置かれることになります。
そして、以前には五感で知覚していたところにおいて、赦しが、知覚に穏やかな終焉をもたらすことができるようにします。
聖霊の教えの定める目標は、ただこのような夢の数々の終焉だけです。
というのは、目に見えるものや耳に聞こえるものは、恐れを証明するものから愛を証明するものへと変換されるに違いないからです。
そして、この変換が完全に成し遂げられたとき、学びはそれが本当に持つ唯一の目標を達成することになります。
というのは、聖霊が自らの知覚する成果に向けて学びを導くにつれて、学びは学びそのものを超越して、永遠の真理によって置き換えられるための手段となるからです。
もし、あなたが、あなたの父がどれほど深く、あなたの罪のなさをあなたに気づかせたいと熱望しているか知ることができたなら、それだけで、あなたは父の声が空しく訴えるままにしたり、あなたの作り出した恐怖の想像や夢の数々に父が置き換えようとしてくれているものから目を背けたりしようなどとは思わなくなることでしょう。
聖霊は、永遠に手に入れようのないものを獲得しようとして、あなたの作り出した手段のことを理解しています。
そしてもし、あなたがそれらの手段を聖霊に差し出すなら、聖霊は、あなたが流浪するために作り出してしまったそれらの手段を、あなたの心が本当に寛ぐことのできる我が家へと戻すために使ってくれるでしょう。
聖霊が神によって置かれた場所である叡智の領域から、聖霊はあなたに、自分の夢の数々を赦して、正気と心の平安を回復するようにと呼びかけています。
赦しなくしては、あなたの夢はあなたを怯えさせ続けることでしょう。
それまでは、あなたの父の愛の記憶は、夢の終焉が訪れたことを告げるために舞い戻ってはこないでしょう。
あなたの父からの贈り物を受け入れてください。
父からの贈り物は、愛から、それ自体でしかない愛への呼びかけなのです。
聖霊は、それによって天国の静寂が神の愛し子へと回復されるために与えられた父からの贈り物なのです。
神の望む全てが、あなたが完全なものになることだけだというのに、あなたは神を完成させるという役目を引き受けることを拒もうというのでしょうか。
奇跡講座ワークブック編 特別解説7 「聖霊とは何か」対応レッスン
レッスン281 私は自分の思いによってしか傷つけられることはありません
レッスン283 私の真のアイデンティティーはあなたの中に留まっています。
レッスン284 私には、傷つけるような全ての思いを変える選択ができます。
レッスン285 私の神聖さが今日、鮮明にはっきりと輝きます。
レッスン287 私の父よ、ただあなただけが、あなたこそが私のかえるところです。
レッスン288 今日、自分の兄弟の過去を忘れさせてください。
レッスン289 過去は終わっています。過去が私に影響を与えることはできません。
レッスン290 私に見えるのは自分が今幸福であることだけです。
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