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奇跡講座(奇跡のコース)テキスト編第8章 「帰還への旅」8-3本文
第8章 8-3 聖なる出会い
8-3 聖なる出会い
ACIM-Text- chapter8-3-1
天のいと高きところでは、神に栄光あれ。そして、神が意志するゆえにあなたにもそうあるように。
求めなさい、そうすれば与えられます。なぜなら、それが既に与えられているからです。
光を求めなさい。そして自分がまさに光であると学びなさい。
もし、あなたが理解と悟りを望むなら、あなたはそれを学びます。
なぜなら、学ぼうというあなたの決断は、光について知っている教師に耳を傾けるという決断なので、それ故にその教師はそれをあなたに教えることが出来るからです。
あなたの心には限界はないので、あなたの学びにも限界はありません。
聖霊は教えるために創造されたのだから、その教えにも限界はありません。
自らの機能を完全に理解している聖霊は、それを完全に果たします。
そうすることが聖霊の喜びであり、あなたの喜びともなるからです。
ACIM-Text- chapter8-3-2
神の意志を完全に果たすことこそが、十分に味わい得る唯一の喜びと平安です。
なぜなら、そうすることこそ十分に経験できる唯一つの機能だからです。
ということは、これが為し遂げられたときには、他の経験は無くなるということです。
けれども、その成し遂げられたことは、他の経験を求める願望によって妨げられます。
というのは、神の意志とは、全面的に自発的に意志するという経験であり、それをあなたに強制することは出来ないからです。
聖霊はこうした事をどのように教えるべきか理解していますが、あなたは理解していません。
それ故に、あなたは聖霊を必要としており、神が聖霊をあなたに与えたのです。
ただその聖霊の教えだけが、あなたの意志を神の意志へ解き放ち、神の力と栄光とに結びつけた上で、それをあなたのものとして確立します。
あなたはその力と栄光を、神が分かち合うのと同じように分かち合います。
なぜなら、それこそ、力と栄光が実在することが自然にもたらされる結果だからです。
ACIM-Text- chapter8-3-3
父の意志と神の子の意志は、その両者の拡張によって一なるものとなっています。
その両者の拡張は、父と神の子の一体性の結果であり、共同の意志を拡張することで、両者の一致が保たれます。
これは、完全無欠な創造主との融合において、完全に創造された者が行う完全無欠な創造です。
父は神の子に必ず父性を授けます。
神自身の父権は外へ向かって拡張されずにはいないからです。
神に属するあなたは、神の父性に、それに何の限界も定めないことによって拡張するという聖なる機能を担っています。
どのようにしてそれ果たすべきか、聖霊に教えてもらいなさい。
あなたは、それが何を意味するかを、ただ神自身からしか知ることは出来ないからです。
ACIM-Text- chapter8-3-4
誰かに出会う時、それは聖なる出会いであるということを思い出しなさい。
あなたはその人を見る通りに自分自身を見ます。
その人を扱う通りに自分自身を扱います。
その人について考える通りに自分自身のことを扱います。
このことを決して忘れてはなりません。
なぜなら、あなたは、その人の中に自分を見失うか、自分を見出すことにもなるか、だからです。
二人の神の子が出会うときは常に、双方に救済の機会のための新たな機会が与えられています。
相手に救済を与えず、自分自身もそれを受け取らずに、誰のもとからも立ち去ってはなりません。
なぜなら、私はあなたを記念するために、常に私はあなたと共にいるからです。
ACIM-Text- chapter8-3-5
カリキュラムのゴールは、あなたがどちらの教師を選ぶかに関わらず、「汝自身を知れ」です。
それ以外、他に求めるべきものは何もありません。
誰もが自分自身を探していて、自分が失ったと思い込んでいる神の力と栄光を捜し求めています。
あなたが誰かと一緒にいる時はいつでも、あなたは自分の捜し求めているものを見つける新たな機会を手にしています。
あなたの力と栄光はその人の中にあります。
それらはあなたのものだからです。
自我はどこを捜せばいいのか分かっていないので、それらをただあなたの中だけに見つけようとします。
聖霊は、もし、あなたが自分だけを見ているのなら、自分自身を見出すことは出来ないとあなたに教えます。
なぜなら、それは本来のあなたというものではないからです。
あなたが兄弟といる時にはいつも、自分が何であるかを教えているので、自分が何であるかを学んでいます。
あなたがどちらの教師に従っているかによって、兄弟は苦痛か喜びか、そのどちらかで応答します。
あなたの決断次第で、その人は幽閉されるか、解放されるか、になります。
そして、あなた自身も同様です。
その人に対するあなたの責任を決して忘れてはなりません。
なぜなら、それこそあなた自身に対するあなたの責任だからです。
神の国におけるその人の居場所をその人に与えなさい。
そうすれば、あなたも自分の居場所を得ることになるでしょう。
ACIM-Text- chapter8-3-6
神の国はひとりで見出すことが出来ません。
神の国そのものであるあなたは、あなた自身をひとりで見出すことは出来ません。
であるとすれば、このカリキュラムのゴールを達成するには、自我に耳を貸してはいけません。
自我の目的としているのは、自分自身のゴール達成に失敗することだからです。
自我はこのことを分かってはいませんが、それというのも自我は全く何も分からないからです。
しかし、あなたは、それを分かることが出来ます。
そして、自我が自分をどんなものに作り上げようとしているか見ることを厭わないならば、あなたはそれを分かります。
これはあなたの責任です。
なぜなら、一旦それを真に見てみれば、あなたは必ず自分に贖罪を受け入れることになるからです。
それ以外他にどんな選択が出来るでしょうか。
この選択をした後であれば、あなたがかつて他者に出会った時に、なぜその人を確かに他人だと思ったのか、その理由を理解するようでしょう。
そして、かつてそう思ったことが間違いであったことは、自分が完全に参入する神聖な出会いの一つひとつから教えられるでしょう。
ACIM-Text- chapter8-3-7
あなたは、ただ自分自身の一部に出会うだけです。
なぜなら、あなたは神の一部であり、神とはあらゆるものだからです。
神の力と栄光は至るところにあり、あなたがそれから除外されことは有り得ません。
自我はあなたの強さはあなただけの中にのみあると教えます。
聖霊は全ての強さは神の中にあり、したがって、あなたの中にあると教えます。
神は誰一人苦しまないこと意志します。
あなたを含む誰であっても、一つの間違った決断のために苦しむこと、神は意志しません。
それ故に、神はその決断を取り消すための手段をあなたに与えたのです。
神の力と栄光を通して、あなたの全ての間違った決断は完全に取り消され、それによって、あなたと兄弟は、一なる子のどの部分が抱いているどの幽閉の想念からも解放されます。
間違った決断は真実ではないので、何の力も持ちません。
それらの決断を生み出しているように思える幽閉状態は、それそのものと同じく真実ではありません。
ACIM-Text- chapter8-3-8
力と栄光とは神にのみ属します。
あなたも同様に神だけに属します。
神は、神自身のものから与えるので、何であれ神自身に属するものを与えます。
そして、全てのものが神に属しています。
あなた自身のものを与えることは、神があなたに与えられた機能です。
それを完全に果たすことが、神からの何をあなたが持っているかを思い出させ、もしこうするあなたが無力であるはずがありません。
というのも、これがあなたの力だからです。
栄光は、神からあなたへの贈り物です。
それが神そのものだからです。
あなたが何であるのか、それを思い出すために、至るところにこの栄光を見なさい。
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