奇跡講座テキスト編8章8-5 一なる子の分割のない意志

奇跡講座(奇跡のコース)テキスト編第8章 「帰還への旅」8-5本文

 

第8章 8-5 一なる子の分割のない意志

ACIM-Text- chapter8-5-1

あなたは自分の自己認識から分離していても、心に安らかさを保てるでしょうか。

解離とは解決ではなく、妄想です。

妄想を抱く人たちは、真理が自分を攻撃してくるものと信じています。

そして、その人たちが真理を認識しないのは、妄想のほうを好んでいるからです。

その人たちは、真理は自分が望むものではないと判断し、自分の幻想を知覚し、それらが叡智の遮断となります。

私があなたの心の代わりに、私の統一された心をあなたに差し出しているのと同じように、あなたもその人たちのためにあなたの統一された心を差し出すことで、その人たちを助けなさい。

一人では私たちは何も出来ませんが、共に在るなら、私たちの心は融合し、分離したそれぞれの部分を集めた力を遥かに越えた力をもつ何かへと変化します。

分離してないことによって、神の心は、私たちの心の中に私たちの心として確立されています。

この心は分割されていないので、無敵です。

 

ACIM-Text- chapter8-5-2

一なる子としての分割されていない意志は、完全無欠の創造主であり、それは完全に神と同質であり、神の意志そのものです。

あなたが、神の意志とは何であるか理解し、そして自分とは何であるかを理解するには、あなたが神の意志から除外されていてはなりません。

あなたは自分の意志が私の意志とは分離しているという信念によって、本当にあなた自身である神の意志から自分を除外しています。

けれども、癒すということは依然として、全一にするということです。

したがって、癒すとは、あなたと同じ者たちとひとつに結びつくということです。

なぜなら、この同質性を知覚するとは、父を認識することだからです。

もし、あなたの完全無欠性が神の中にあり、ただ神の中のみあるというなら、神を認識しないまま、どうしてそれを分かることで出来るでしょうか。

神を認識することは、あなた自身を認識することです。

神と神の被造物の間に分離というものは存在していません。

これをあなたが悟るのは、あbなたの意志と私の意志の間に分離はないと理解する時です。

私を受け入れることによって、あなたの上に神の愛を輝かせなさい。

私の実相はあなたのものであり、それは神のものでもあります。

あなたの心を私の心に一つにすることによって、あなたは神の意志は一なるものであるという自覚を表明していることになります。

 

ACIM-Text- chapter8-5-3

神の一体性と私たちの一体性は異なる性質のものではありません。

なぜなら、神の一体性は私たちの一体性を包含するからです。

私と心を一つにすることとは、あなたに神の力を回復させることですが、それは私たちがその力を分かち合っているからです。

私はただあなたに、自分の内なる神の力についての認識だけをあなたに差し出します。

しかし、その中に全ての真理があります。

私たちがひとつになる時、私たちは神とひとつになります。

神とその聖なる神の子の融合に栄光あれ!

神と神の子がひとつに結ばれているのからこそ、全ての栄光が神と神の子との中にあります。

私たちが行う奇跡は、神の子に対する父の意志を証明し、また私たちのための神の意志を一つにする時の私たちの喜びも証明します。

 

ACIM-Text- chapter8-5-4

あなたが私とひとつになる時、あなたは 自我を伴わずひとつになります。

なぜなら、私は自分自身の 自我を放棄したので、あなたの 自我と結びつくことは出来ないからです。

つまり、私たちが結びつくのは、あなたの中の 自我を放棄する方法です。

私たち双方の中にある真理は、 自我を越えたものです。

私たちが 自我を超越できるようになることは、神に保証されており、私はこの確信を私たち二人のため、ならびに全ての人のために分かち合っています。

私は私たち全員のために神から神の平安を受け取ったので、私はそれを全ての神の子たちのために持ち帰ります。

一つに結ばれた私たちの意志に勝ることが出来るものは何もありませんが、それは神の意志に勝ることが出来るものは何一つないからです。

 

ACIM-Text- chapter8-5-5

あなたは、あなたのための神の意志を知りたいでしょうか。

あなたに代わってそれを知っている私にそれを尋ねなさい。

そうすれば、あなたはそれを見い出すでしょう。

私はあなたに何一つ拒むようなことはしません。

神が私に何も拒まないのと同じように、私もあなたに何も拒みません。

私たちの旅路は、単に私たちのふるさとである神のもとへと戻る旅路に過ぎません。

平安につながる道筋の途中で恐れが忍び込む時はいつでも、その理由は 自我が私たちと一緒にその旅路に加わろうと試みても、それが出来ないからです。

敗北を感じて怒った 自我は、自らが拒絶されたと見なし、報復しようします。

私があなたと共に在るので、あなたはそのような 自我の報復に傷つくことはありません。

この旅路では、あなたは 自我ではなく私を旅の相手に選んでくれました。

両方にしがみつこうとしてはなりません。

さもないと、あなたは二つの異なった方向へ進もうとして、道に迷うことになります。

 

ACIM-Text- chapter8-5-6

自我の道は私の道ではないばかりか、あなたの道でもありません。

聖霊が全ての心のために一つの方向を持っていて、 聖霊が私に教えてくれた方向があなたの方向でもあります。

幻想の中で 聖霊の方向を見失うことのないようにしましょう。

もう一つ別の方向があるという幻想だけが、私たち全員の中で神の声が語っている方向を、覆い隠すことが出来ます。

この旅路を邪魔する力を、決して 自我に与えてはなりません。

自我はそのような力を持っていません。

なぜなら、この旅路は真実なるものへの道であるからです。

全ての幻想を置き去りにし、あなたを引き止めようとする 自我のあらゆる試みを越えたところまで進みなさい。

私は 自我を越えているので、あなたに先立って行きます。

それ故に、あなたが 自我を超越したいと望んでいるなら、手を伸ばして私の手を取りなさい。

私の強さは決して足りなくなることはありません。

もし、あなたがそれを分かち合うことを選ぶなら、私の強さを分かち合うことになるでしょう。

私は快く、喜んで、その力を与えます。

なぜなら、あなたが私を必要としているのと同じくらい、私もあなたを必要としているからです。

 

奇跡講座(奇跡のコース)テキスト編第8章 「帰還への旅」目次

8-1  カリキュラムの方向

8-2  幽閉と自由の違い

8-3  神聖な出会い

8-4  自由という贈り物

8-5  一なる子の分割のない意志

8-6  神の宝

8-7  コミュニケーション手段としての 身体

8-8  手段もしくは目的としての 身体

8-9  訂正された知覚としての癒し

 

奇跡講座(奇跡のコース) テキスト編、ワークブック編、マニュアル編 各目次

テキスト編 1章~31章 目次

ワークブック編 レッスン1~365 目次

教師のためのマニュアル編 1~29 目次

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目次

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