奇跡講座マニュアル編4-(10) 開かれた心の状態

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4-(10)開かれた心の状態

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開かれた心の状態とは、おそらくこれが神の教師が最後に習得する属性で、これが 赦しと関連していることが認識されたならこの属性の重要性が容易に理解されるはずです。

開かれた心の状態とは、裁きの欠如からもたらされるものです。

裁きは即、神の教師に対して心を閉ざし、同様に、開かれた心の状態はその存在を招き入れることになります。

咎めることは神の子を邪悪だと裁くことになり、開かれた心の状態は、神を代弁して語る声が神に代わって神の子を審判することを可能にします。

神の子に投影された罪悪感は、その人を地獄に送りますが、同様に開かれた心の状態は、 キリストの姿を神の子へと及ぼさせます。

開かれた心の状態の者たちだけが平安でいられます。

というのも、その人たちだけにその理由が分かるからです。

 

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開かれた心の状態の者は、どのようにして赦すのでしょうか。

その人たちは、 赦しを妨げるようなものを全て手放しました。

その人たちは、この世界を真に放棄した上で、それを新しさと喜びに満ちた世界が自分に回復されるがままにしました。

それは、かつては思い描くことさえできなかった栄光に満ちた変化でした。

今や、以前のままのようなものは何一つありません。

以前は、どんよりとして生気のないと思えていたものが、今や、全てのものが煌いています。

そして、何よりも脅威は去ったので、全てのものが歓迎の手を差し伸べています。

キリストの顔を隠すような雲は、ひとつも残っていません。

今こそゴールは達成されました。

赦しが、このカリキュラムの最終のゴールです。

それが、全ての学びを遥かに越えているものへと続く道を整えています。

このカリキュラムは、それ自体の正当なゴールを越えるために力を注ぐことはしません。

ただ赦すことだけが、その単一の目標であり、全ての学びは究極的にはその一点に収束します。

実際、それで十分なのです。

 

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神の教師たちの属性には、神の子が受け継いでいる賜物は含まれていないということを、あなたは気づいたかもしれません。

愛、無罪性、完全無欠さ、叡智、永遠の真理といった言葉は、ここには見当たりません。

そうした言葉は、ここには全くふさわしくありません。

神が授けてくれたものは、私たちのカリキュラムを遥かに越えていて、それを前にすれば、学びはただ消え去るのみなのです。

しかし、そうしたものが覆い隠されている間は、このカリキュラムにちゃんと焦点をおくことは適切です。

真の学びをこの世界にもたらすことこそ、神の教師たちの機能です。

正確にいえば、その人たちがすることというのは、学習されてしまったことを白紙して戻すということです。

それこそが、この世界における「真の学び」だからです。

神の教師たちは、完全な 赦しという福音をこの世界にもたらす機会が与えられています。

その人たちは、実に祝福された存在です。

その人たちこそ、 救済をもたらす者だからです。

 

マニュアル編4.神の教師たちの特性

(1) 信頼

(2) 正直

(3) 寛容さ

(4) 柔和さ

(5) 喜び

(6) 無防備な態度

(7) 寛容さ

(8) 辛抱強さ

(9) 信義

(10) 開かれた心の状態

 

奇跡講座(奇跡のコース)マニュアル編の目次

マニュアル編(教師のためのマニュアル)目次

 

奇跡講座(奇跡のコース) テキスト編、ワークブック編、各目次

テキスト編 1章~31章 目次

ワークブック編 レッスン1~365 目次

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