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奇跡講座(奇跡のコース)テキスト編 第24章「特別性のゴール」24-0本文
第24章24-0序論
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この奇跡のコースを学ぼうという動機となるものは、平安の状態の達成とその維持ということを忘れてはなりません。
こうした状態にある時、心は穏やかで、神を思い出されるための条件は満たされています。
神にどうして欲しいと神に教える必要はありません。
神は失敗することはありません。
神の入り込める場所であれば、既にそこに神は在ります。
神が在ろうとする場所に、神が入れないということが有り得るでしょうか。
平安は神の意志であるからこそあなたのものとなります。
宇宙を揺ぎ無く支えている意志を一つの影が阻止できるなどと、あなたは信じられるのでしょうか。
神は、幻想が神を神自身として存在されてくれるのを待つということはしません。
神の子も同様です。
神も神の子も、ただ在るのみです。
そして、神と神の子の間に、そこはかとなく漂っているように見える幻想のどれに、両者の意志を打倒する力があるというのでしょうか。
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この奇跡のコースを学ぶには、あなたの抱いている価値観の一つひとつを疑ってみようという意欲が必要です。
一つでも隠され曖昧なままにしておかれるならば、それはあなたの学びを危うくするでしょう。
中立的な信念というものは一つもありません。
いずれの信念にもあなたが下す決断の一つひとつを指図しようとしする一切に基づいて下される結論だからです。
それは信念から生じる結果であって、必ず信念の後に続きます。
罪悪感の後には必ず苦しみが伴い、罪なき状態の後には必ず自由が生じるのと同様です。
平安に代替はありません。
神が創造するものには別の選択肢はありません。
真理は、神が知るものから生じています。
そして、全ての被造物が神の心の中で神の知るもののゆえに生まれたのと同じくらい確実に、あなたの決断もあなたの信念から生じています。
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