奇跡講座テキスト編19章19-3 罪の非実在性(6-11)

19-3 罪の非実在性(1-5)〔奇跡のコース テキスト編 日本語訳〕からの続き〕

 

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罪は実在すると信じたいような思いに強く引かれる時には、次のことを思い出しなさい。

もし、罪が実在するとすれば、神とあなたの両方が実在しないことになります。

創造とは拡張することであるとすれば、創造主はご自身を拡張したに相違ないし、創造主の一部であるものが、その残りの部分と異質であるということは有り得ません。

もし罪が実在するなら、神はご自身と戦っている状態にあるに違いない、となります。

そして神は分裂していて、善と邪悪とに引き裂かれ、部分的に正気のところもあれば、部分的に狂気の部分もあるということになってしまいます。

なぜなら、神を破滅させようと意思し、またそれを実行する力を持っているものを、神が創造したに相違ないということになるからです。

こんなことを信じるより、あなたが間違っていたと信じる方が容易ではないでしょうか。

 

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あなたが、自分の実在、あるいはきょうだいの実在の境界が 身体に縛られていると信じるうちは、罪をも信じるでしょう。

身体 身体が一つになれるものと信じるうちは、あなたは罪悪に魅力を感じるうえに、罪は貴重なものだと信じるでしょう。

なぜなら、 身体は心を制限するという信念が、分離の証拠がいたるところにあると思えるような世界を知覚させるからです。

そのうえ、神と神に創造されたものは、引き離され、打ち倒されたかのようにみえます。

というのも、罪は、神が聖なるものとして創造したものが罪には勝てず、罪の力を前にしてはそれ自体であり続けることができなかったと証明するからです。

罪は神よりも威力あるものだと知覚され、その前には神自身も屈服し、神自身が創造したものをその征服者に差し出さなくてはならないということになります。

こんなことが謙虚さでしょうか、それとも狂気の沙汰でしょうか。

 

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もし罪が実在するとすれば、罪は永遠に癒される望みがないはずです。

なぜなら、神の力を超えた力があることになり、その力には神の意志を攻撃して打ち負かすことができるという、もう一つの意志を作る能力があり、神の意志とは別のもっと強い意志を与えることができることになるからです。

そして、ばらばらになっている神の被造物のそれぞれの部分が異なった意志を持ち、その意思は神の意志に対立し、神に対してもお互いに対しても永遠に対立しているということになります。

あなたの神聖な関係には、今、その目的として、そんなことは不可能であると証明するゴールがあります。

天国はそれに微笑みかけ、その愛の微笑みのなかで、罪に対する信は根絶されました。

あなたがまだ罪が見えてはいても、それはあなたはその土台が無くなっていることに気づいてないからです。

その源は取り除かれているので、それを大切にしていられるのは、消滅するまでのわずかな間だけです。

ただそれを捜そうとする習慣だけがまだ残っています。

 

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とはいえ、あなたは唇に天国の微笑みを浮かべ、天国の祝福を受けた視覚で見ています。

あなたはいつまでも罪を見続けることはないでしょう。

なぜなら、この新たな知覚のしかたをするうちに、罪が見えそうに思えるときにはそれを心が訂正するので、それが見えなくなるからです。

誤りは、隠されるためでなく癒されるために、速やかに認識され、そして訂正されることになります。

きょうだいを支配する力を罪に与えないことにしたとたん、あなたは自分の罪からも、それがもたらす荒廃からも、癒されるでしょう。

そして、あなたは、罪を信じることからきょうだいを喜んで解放することで、その人が間違いを乗り越えるのを手助けすることになるでしょう。

 

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聖なる瞬間には、あなたは、自分ときょうだい、その二人のうえに天国が微笑みが輝いているのを見ます。

そして、あなたは自分に与えられた恩寵を喜んで認める中で、きょうだいを照らすでしょう。

なぜなら、罪は天国が微笑みを投げかけた融合に打ち勝つことはないのからです。

あなたの知覚は、天国があなたに授けた聖なる瞬間に癒されました。

あなたがいままで見たものは忘れなさい。

そして、信をもって目を上げ、いまあなたに見えるものに目を向けなさい。

あなたの神聖な視覚の前で、天国に対する妨げとなるものなど消えてなくなるでしょう。

なぜなら、観ることができなかったあなたの心眼(ヴィジョン)が与えられ、あなたは観えるようになったからです。

取り除かれたものを捜そうとせずに、あなたが見るべきものとして取り戻された栄光を見つめなさい。

 

Acim-Text-19-3-11

あなたの救い主に目を向け、その存在がきょうだいのなかに見せようとするものを眺めなさい。

そして、罪が再び浮上してあなたの目を塞ぐことのないようにしないさい。

なぜなら、罪はあなたをきょうだいから分離しておこうとしますが、あなたの救い主はあなたに、きょうだいをあなた自身として眺めさせたいからです。

あなたの関わる関係は、今や癒しの神殿となり、そこには、すべての疲れ果てた者たちが集まってきて、休息できる場所なのです

ここに、旅路を終えた者達全員を待ち受けている休息があります。

そして、それはあなたの関わる関係によって、すべての人の近くへと運ばれます。

 

19-Ⅳ-A 平安をさえぎるもの〔奇跡のコース テキスト編 日本語訳〕

 

奇跡講座(奇跡のコース) テキスト編19章目次

19-1   癒しと信

19-2   罪対誤り

19-3   罪の非実在性

19-4   平安への障害

19-4-A  第一の障害‐それを取り除きたいという欲求

19-4-A   i  罪悪の魅力

19-4-B   第二の障害‐「 身体はそれが提供するもののゆえに価値がある」という信念

19-4-B     ⅰ苦痛の魅力

19-4-C   第三の障害- 死の魅力

19-4-C  ⅰ朽ちることなき 身体

19-4-D   第四の障害-神に対する恐れ

 

奇跡講座(奇跡のコース) テキスト編、ワークブック編、マニュアル編各目次

テキスト編 1章~31章 目次

ワークブック編 レッスン1~365 目次

マニュアル編(教師のためのマニュアル)目次

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目次

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