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奇跡講座(奇跡のコース)テキスト編第5章 「癒しと全一性」より5-0 本文
第5章 5-0序論
ACIM-Text- chapter5-0-1
癒すとは、幸福にすることです。
私は、これまであなたに、自分自身を喜ばせる機会がどれくらいあったか、また、そのうちのどれほど多くを自分で拒否してきたかを考えてみるようにと言ったことがあります。
これは、あなたが自分自身を癒す事を拒否してきたと言っているのと同じことです。
あなたに相応しい光は、喜びの光そのものです。
輝きは悲しみとは結びつきません。
喜びは、それを分かち合いたいという統一された気持ちを呼び起こし、一つのものとして応じようとする心の自然な衝動を促します。
自分が完全な喜びに満たされないまま癒そうと試みる者たちは、さまざまな反応を同時に呼び起こすことになり、それによって、全一な心で応ずる喜びを人々から奪うことになります。
ACIM-Text- chapter5-0-2
全一な心でいるには、あなたは幸福でなければなりません。
もし、恐れと愛は共存出来ないとすれば、そして、完全に恐れに慄きながら生き続けることは不可能であるならば、全一な状態として唯一可能なのは、愛の状態だけです。
愛と喜びの間には何の違いもありません。
したがって、唯一可能な全一な状態とは、完全に喜びに満ちた状態だけです。
したがって、癒す事、つまり喜ばせるという事は、統一し一つにすることと同じ事です。
それ故に、癒しが一なる子の誰に対し、誰によって差し伸べられても、何の違いもありません。
全ての人に恩恵がもたらされ、それも平等に恩恵がもたらされます。
ACIM-Text- chapter5-0-3
どこにいるどの兄弟の慈愛に富む思いであろうと、その一つ一つにより、あなたは祝福されています。
あなたも感謝の気持ちから、兄弟たちに祝福を返したいと思うべきです。
あなたが、兄弟を個人的に知っている必要はなく、兄弟があなたを個人的に知っている必要もありません。
その光は極めて強力なので、一なる子の全ての中で輝き、その上にご自身の喜びを輝かせている父に感謝を返します。
神の聖なる子供たちだけが、神の素晴らしい喜びに相応しい表現経路なのです。
なぜなら、その子供たちだけが、喜びを分かち合う事によって喜びを持ち続けるほどに美しいからです。
神の子供は、自分を愛するようにしか、隣人を愛することは出来ません。
それ故に、癒す者の祈りは次のようになります。
私が自分自身を知る通りに、この兄弟を知ることが出来ますように。
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