奇跡講座テキスト編25章25-6 特別の機能

奇跡講座(奇跡のコース)テキスト編 第25章「神の正義」25-6本文

 

第25章25-6 特別な機能 

ACIM-Text-chapter-25-6-1

の恩寵は 赦しのまなざしの上に優しくとどまり、その目に映るありとあらゆるものは、見ているその人にを語ります。

その人にいかなる悪も見えず、世界の中に恐れるべきものや、その人自身と異なる者を見る事はありません。

そして、その人はそれらを愛し、同じように自分自身に愛と優しさのまなざしを向けます。

その人は他者を断罪しないだけでなく、自分の間違いについて自分を咎める事もしません。

その人は復讐を裁定する者でもなければ、罪を罰する者でもありません。

その人の視覚が持つ思いやりは、それが人々に差し出す優しさの全てと共に、その人自身に依拠しています。

なぜなら、その人はただ癒そうとし、ただ祝福を与えようとするだけだからです。

そして、の意志するところと調和しているその人には、その視覚に与えられているの恩寵によって、自らが目をむける全ての人々を癒し祝福する力があります。

 

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目は暗闇に慣れるものです。

そして、晴れた日と明るい日差しは、薄明かりで知覚されるぼやけた印象に長い間疲れきった目には、苦痛に見えます。

そして、そうした目は、陽の光や、それがもたらす明るさを避けようとします。

薄暗いほうが見やすく、認識しやすくて良いように見えます。

なぜか、霞んで、ぼやけたものの方が見やすく思えて、全面的に明確で曖昧さのないものよりも、目に負担がかからないように見えます。

しかし、このような事のために目があるのではありません。

暗闇のほうを好むと言いながら、見たいと主張できる者がいるでしょうか。

 

ACIM-Text-chapter-25-6-3

見たいという願望が、あなたの目にの恩寵をもたらし、見る事を可能にする光の贈り物を運んできます。

あなたは兄弟を見たいでしょうか。

は喜んであなたに兄弟を見せます。

は、あなたの 救済者があなたによって認識されずにいるという事を意志してはいません。

または、あなたの 救済者が、ご自身の与えた機能を持たずにいる事を意志してはいません。

これ以上、あなたの 救済者を孤独にしておいてはなりません。

なぜなら、孤独な者達とは、この世界において自らが果すべき機能を見ていない者たち、すなわち自分が必要とされている場所や、自分だけが完全に果たすことが出来る目的を見ていない者たちのことだからです。

 

ACIM-Text-chapter-25-6-4

これが、特別性についての 聖霊の親切な知覚であり、あなたの作り出したものを、傷つけるためではなくて癒すために用いる 聖霊のやり方です。

聖霊は一人ひとりに、 救済においてその人のみが果たす事が出来る特別な機能、すなわちその人だけの役割を与えます。

また、その人が自分の特別な機能を見出し、自分に与えられた役割を果たし、不完全さが支配する世界において自分自身を完全にするまでには、この計画は完了しません。

 

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ここは,の法則が完全な形で優勢となる事のない場所ですが、それでもその人は一つの完璧な事を行い、一つの完璧な選択をする事が出来ます。

そして、自分以外のものと知覚された者に対する特別な信義によるこの行為によって、その人はその贈り物が自分自身に与えられたということ、そしてそれゆえに自分たちは一つであるに違いないという事を学びます。

赦しは、時間の中において意味のある唯一の機能です。

それは、 聖霊が特別性を罪から 救済へと翻訳する為に用いる手段です。

赦しは全ての人の為にあります。

ただし、それが全ての人の上に留まる時には、それは完全になっていて、それに伴って世界の機能も完了しています。

そうなると、時間はもはや存在しなくなります。

しかし、時間の中にいる間は、まだたくさん為すべき事があります。

そして、各自が自分に割り当てられた事をしなければなりません。

計画全体がその人の役割に懸かっているからです。

それぞれの人が、時間において特別な役割を確かに担っています。

というのは、本人がそうである事を選択したからであり、選択する事によって自分自身のためにそれを作り出したからです。

その人の願望は否定されたのではありません。

兄弟およびその人自身のために役立たせ、そうして失うかわりに救うための手段ではなく救うための手段とならせるために、願望の形が変えられたのです。

 

ACIM-Text-chapter-25-6-6

救済とは、この世界はあなたの家ではないと思い出されるものでしかありません。

この世界の法則は、あなたに対して強制されているものではなく、その価値感はあなたの価値感ではありません。

そして、あなたがそこに見えていると思っているものは、どれも全て、本当は全くそこには存在してはいません。

それを作り出した時と同じく、それを取り消すにおいても、以上の事が見られて、理解されるのは、それぞれが自分の役割を担う時です。

常にそうであったように、誰もがそのどちらを行うための手段をもっています。

その人が自分自身を傷つるために選択した特別性も、その選択がなされたその瞬間に、はそれをその人の 救済の手段と定めました。

その人の特別な罪は、その人の特別な恩寵とされました。

その人の特別な憎しみは、その人の特別な愛となりました。

 

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聖霊 聖霊自身の機能が果たされるように、あなたの特別な機能を必要としています。

この世界において、自分には特別な価値はないと考えてはなりません。

あなたがそれを望んだので、それはあなたに与えられています。

あなたが作り出したものは全て、容易に首尾よく 救済のために役立つ事が出来ます。

神の子は、 聖霊がその人が利用できないような選択をすることも、その人自身に敵対する選択をする事も出来ません。

闇の中においてのみ、あなたの特別性が攻撃であるように見えます。

光の中では、あなたにはそれが、神の子をあらゆる攻撃から救う計画におけるあなたの特別な機能である事が見えます。

そして、あなたはその人がこれまでも常に安全であり、時間においても永遠の世界においても変わりなく安全であり続けるということを、その人に理解させます。

これがあなたの兄弟のために、あなたに与えられた機能です。

それならば、兄弟の手からそれを優しく受け取り、あなたの中で 救済を完璧に達成させなさい。

全てがあなたに与えられえるように、この一つの事だけを行いなさい。

 

奇跡講座(奇跡のコース)テキスト編第25章「神の正義」目次  

25-0   序論

25-1    真理への絆

25-2    闇からの 救済

25-3    知覚と選択

25-4    あなたが選ぶ光

25-5    無罪性の状態

25-6    特別の機能

25-7            救済の岩

25-8    愛へと戻される正義

25-9    天国の正義

 

奇跡講座(奇跡のコース) テキスト編、ワークブック編、マニュアル編 各目次

テキスト編 1章~31章 目次

ワークブック編 レッスン1~365 目次

教師のためのマニュアル編 1~29 目次

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