Contents
奇跡講座(奇跡のコース)テキスト編14章 「真理をめざす教え」より
14章14-8 聖なる出合いの場
ACIM-Text- chapter14-8-1
闇の中で、あなたは神が与えてくれた栄光を覆い隠したうえ、罪なき神の子に授けてくれた力も覆い隠してしまいました。
このようなものがどこの闇にも隠されており、罪悪感で覆い隠す、罪の無さを否定したことも秘密にしてあります。
しかし、神の贈り物を被い隠せるようなものは何一つないので、自分で閉ざした秘密の扉の後ろには何もありません。
扉を閉め切っていること自体が、自分の中で輝く神の力に気づく邪魔をしています。
あなたの心からその力を追い出したりせずに、自分の栄光を隠してしまうようなものを全部持ち出して、 聖霊に審判を下してもらいなさい。
そうすれば、すぐにそこで取り消してもらえます。
聖霊が栄光のために救い出そうとする者は、その栄光をえるために救われるのは確実です。
聖霊によって、あなたが取るに足らないものから栄光へと解放されるようになることを、 聖霊は父に約束しています。
そして、約束したことを本当に誠実に守ろうとします。
それは、 聖霊があなたと分け合うようにと神から与えられた約束を神と分かち合っているからです。
ACIM-Text- chapter14-8-2
聖霊は今でも、あなたのためにその約束を分かち合おうとします。
それ以外のことを約束するものはことごとく、たとえそれが大きかろうと小さかろうと、どれほど大切にされていようとされてなかろうと、あなたの父と神の子への祭壇のうえにおくために、自分に与えられている唯一の約束と交換するつもりでいます。
神の子を除いた神への祭壇は成り立ちません。
そして、そこに置かれる捧げ物が神と神の子に同じように相応しいものでなければ、そのようなものは全て双方が本当に喜ぶ贈り物に取り替えられるだけです。
罪悪感を神に捧げるようなことができるでしょうか。
それなら、神の子にも差し出したりでき無いはずです。
神と神の子は離れてはいないので、神への捧げものは神の子にも差し出すことになります。
こうしたことが分かっていないと、あなたは神を知っているとは言えません。
けれども、本当は神を知っており、そうしたことも分かっています。
そうしたことは、全部あなたの心の安全なところにしまってあり、そこには 聖霊が輝いています。
聖霊は分裂しているところで輝くのではなくて、神が神の子と一つに結ばれ、 聖霊を通して神の子に話しをしてくれる出合いの場で輝きます。
引き離せないもの同志の間で意思の疎通が終わるはずはありません。
分離していない父と神の子の聖なる出合いの場は 聖霊とあなたの内にあります。
そこでは、神自ら神の子と意思の疎通をしようとするのを、色々手を尽くして邪魔しょうとしても、そんなことは全て絶対に不可能です。
父と神の子の間には、途切れたり中断したりすることなく愛が絶え間なく流れており、それこそ両者の望むところです。
だから、その望み通りになっています。
ACIM-Text- chapter14-8-3
心を光の中心から離れて、薄暗い通路で彷徨うままにさせないようにしなさい。
あなたは自分の兄弟と故意に道からそれようとするかもしれませんが、二人の為に任命された導き手に頼りさえすれば、また一緒にしてもらえます。
その存在は神と神の子があなたに気づいてもらえることを待ちわびるところへと確実に導いてくれます。
神と神の子は、心を一つにするという贈り物をあなたに与えることで合意しており、その贈り物を前にしては分離状態は全て消えてなくなります。
本来の自己と一つになりなさい。
あなたには実在するものとしか一つになることはできません。
神の栄光と神の子の栄光は真実あなたのものです。
双方に反対のものはなく、あなたが自分自身に与えられるものは他に何も無いのです。
ACIM-Text- chapter14-8-4
真理の代わりになるものはありません。
そして、これはあなたが真理と差し向かいにならざるを得ない場に連れていかれた時に明らかになります。
そして、その場には必ず達するはずです。
徐々に理解していけばそこ以外のところに導かれることはないからです。
神の在るところにはあなたも居ます。これが、真実です。
何にせよ、あなたが神から授かった叡知を不明にできるものは一つもありません。
神に創造されたものは全て自分の創造主を知っています。
こうして創造は創造主とその創造したものとで完成されるわけです。
聖なる出合いの場では、父と父が創造したものに神の子の創造したものも加わって一つになります。
ひとつの絆が全ての人を結びつけて、唯一たる姿に保っており、そこから創造が起こるのです。
ACIM-Text- chapter14-8-5
父が創造力を授けられる者たちと自身とを結ばれる絆は、決して消え失せたりしません。
天国は、創造されたもの全てとその唯一の創造主とが一つの心となった姿そのものです。
そして、今なお天国はあなたのものであることが神の意志です。
それと共存できるものは何一つないので、それ以外の捧げものを自分の祭壇に置かないことです。
そこには、あなたの取るに足らない捧げものや神の贈り物が一緒に集められ、ただ父に相応しいものが神の子のものになることになっているので、それが神の子に受け入れられるでしょう。
神がご自身を与えようとする相手には、確かに授けてくれます。
あなたの取るに足らない捧げ物は、神がご自分のを置いた祭壇の上で、またたく間に消えてなくなるでしょう。
奇跡講座(奇跡のコース) テキスト編第14章「真理をめざす教え」目次