奇跡講座テキスト編15章15-8 唯一の真実の関係

奇跡講座(奇跡のコース)テキスト編15章 「聖なる瞬間」より

 

15章15-8 唯一の真実の関係

ACIM-Text- chapter15-8-1

聖なる瞬間により学ぶ必要がなくなるわけではありません。

聖霊はあなたの教師として、聖なる瞬間が時間を遥かに越えて広がるまで、あなたを絶対に置き去りにはできないからです。

あなたを教えるという任務があるので、 聖霊はあなたを解放するためには、この世界のありとあらゆるものを利用する必要があります。

真理について 聖霊から学ぼうとするあなたの気持ちが少しでも見える度に、 聖霊はあなたの味方になるつもりでいます。

このためにあなたが 聖霊に差し出すものが何であれ、それをすばやく役立てようとします。

聖霊は限りなくあなたのことを思い、気にかけています。

あなたが 赦しを恐れているときには、 聖霊は、 赦しとは解放されることだとはっきり知っていると同時にそう知覚しているので、 赦しは失うことではなくてあなたの救いを意味するということを思い出すようにとあなたに教えます。

そして、完全に赦すと、赦すことは何もないと気づき、あなたは完全に解放されます。

 

ACIM-Text- chapter15-8-2

聖霊に喜んで耳を傾け、あなたには特別な関係など全く必要ないということを教わりなさい。

あなたはそんな関係に、自分で捨て去ったものを捜しているに過ぎません。

そうした関係を通しては、自分で捨てたとはいえ今でも心の底から望んでいるものの真価など決して分るようにはなりません。

聖なる瞬間だけがあることを願って、それしかないようにするために心を一つにしましょう。

あなたがこのために努力しようという気持ちになるのを神の子は切実に願っており、あなたにはこれほど重大なことを他には考えられなくなります。

神と神の子双方にとってただ一つ必要なことであり、一緒に成し遂げようとしていることをよく見て欲しいのです。

これをするにあたって、あなたは一人ぽっちではありません。

あなたが創造したものには、あなたの意志をともに分かち合う意志があります。

だから安心して、罪悪感から神とあなたが創造したもののほうに心を向けることです。

 

ACIM-Text- chapter15-8-3

関係を保つには、あなたを絶対に置き去りにしないもの、そしてあなたもそれから決して離れられないようなものとのみ関わって欲しいのです。

神の子が孤独なときには父も孤独です。

自分は満ち満たされていると自覚するのを拒否しないこと、それに孤独を再び味わおうとなどしないようにしなさい。

贖われることを救い主の愛に託すのを恐れることはありません。

失望させられたりはしません。その救い主は失敗するることなどできない存在から来るからです。

失望感があるなら、それはただ自分が誰なのか思い違いしている 身体と思えばいいのです。

神の聖なるもてなし役である者が失敗することはないし、自分の意図することは何一つ否定されたりしません。

あなたは永遠に本当に神聖な関係にあるので、そうした関係をもって全ての人に、孤独から抜け出し自分の愛にふれて心を一つにするようにと呼びかけます。

すると誰もがみな、あなたがどこにいるか捜し出して、見つけるはずです。

 

ACIM-Text- chapter15-8-4

少しの間次ぎのことを考えてみなさい。

神はあなたが完全に創造されているということを保証するために、神の子としての身分にある者たちをあなたに与えてくれました。

これこそ神からの贈り物、神が自身をあなたに与えずにおこうとなどなかったように、自ら創造したものをあなたに与えずにおくようなまねはしなかったからです。

今までに創造されたものは余すところなくあなたのものです。

あなたと関わりがあるのは宇宙そのものです。

そしてこの宇宙は神に属するので、あなたが知覚する別々の物体を全部集めたとしても、それとは比べ物になりません。

なぜなら、そうした宇宙の部分は全て キリストを通して神と一つになり、そこで父に似たものとなるからです。

キリストは父から分離していないと分っており、その父とはいわゆる一親等の関係にあり、その中で父が与えてくれるがごとくに自分も与えようとします。

 

ACIM-Text- chapter15-8-5

聖霊は、いわば神自身理解しかねるようなものからあなたを自由にするために、試みているつながりです。

そしてこの試みは、その源ゆえに成功します。

聖霊は、あなたが理解できないことはちゃんと教えるつもりでいるので、あなたは神がするがごとくに応じてくれるようにと頼んでいます。

神は、必要なことはたとえどんな形で現われようとも、その一つ一つに答えてくれます。

そうして神は自身とあなたとの意思の疎通がはかれるように、その伝達経路を開いておこうとします。

神は、意思の疎通を行うにつけ、あなたの問題点というのを理解しかねていますが、それは神があなたの言う問題点を分かち合っていないからです。

そんな問題点を理解できると信じているのはあなただけです。

聖霊はそれが理解できる問題ではないと知っていますが、それでもまだそれを作ったのはあなたなので 聖霊には理解できます。

 

ACIM-Text- chapter15-8-6

聖霊だけは、神が知ってるはずのないことやあなたには理解できないことを気づいています。

聖霊の聖なる役目はその両方を受け入れ、不一致の要因を一つひとつ取り除いて、双方を結びつけることです。

これこそ 聖霊の役目だからです。成し遂げてくれるのは確実です。

では、あなたには不可能だと思えるようなことでも、それは神の意志だから可能であるに違いないと分っている存在に任せなさい。

そして関わり合うとはどういうことなのか、その唯一の意味を、神のことだけを教える存在に教えてもらうことです。

神が唯一の意義ある関係を創造したのであり、その関係とは神とあなたの絆のことだからです。

 

奇跡講座(奇跡のコース) テキスト編15章「聖なる瞬間」目次

15-1 時間の二つの利用法

15-2 疑いの終わり

15-3 卑小さと偉大さ

15-4 聖なる瞬間の練習

15-5  聖なる瞬間と特殊な関係

15-6  聖なる瞬間と神の法則

15-7  不必要な犠牲

15-8  唯一の実在する関係

15-9  聖なる瞬間と神の魅力

15-10 再生の時

15-11  犠牲の終わりとしてのクリスマス

 

奇跡講座(奇跡のコース) テキスト編、ワークブック編、マニュアル編 各目次

テキスト編 1章~31章 目次

ワークブック編 レッスン1~365 目次

教師のためのマニュアル編 1~29 目次

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目次

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